こんにちは、東京で女性向けの性感マッサージ(女性用風俗)サービスを提供している荒嶋と申します。
みなさん、いかがお過ごしでしょうか。充実した日々を送れていますか。
僕はといえば、ブログを2ヶ月近く放置していましたが、気付けば色々な女性とお会いしていました。お客様の中には、男性経験のない女性や、全身にタトゥーを入れているかっこいい女性、撮影モデルで稼ぐ女性など、さまざまな方がいました。
今回はそんな中で特に印象深かった、シングルマザーをしている女性とお会いした時の体験談を書こうと思います。
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女性用風俗で男性に甘えたいというシングルマザーさんからの依頼

依頼フォームに届いたものは、下心とかなしになんだか放っておけないというか、少しでも力になりたいと思わされるようなメッセージでした。いい人ぶりたくないので言いますけど、僕は普段はただの変態なのですが。
【 仮 名 】:●●
【 メールアドレス 】:●●
【 希望出張エリア 】:錦糸町
【 職業(例:美容師・銀行員・学生etc) 】:パート
【 年 齢 】:32 歳
【 身 長 】:150
【 体 重 】:41~45kg
【 希望コース ※複数選択可 】:
オイルマッサージ・性感マッサージコース
恋人コース
【 ご依頼の目的 ※複数選択可 】:
ハグ
キス
一緒にお風呂
オイルマッサージ
性感マッサージ
不感症改善
【 NG(例:●●には触れないでください等) 】:
【 男性経験人数 】:
【 性感サービスの利用経験の有無 】:無
【 SかМか 】:分からない
【 興奮するシチュエーションや性癖等(もしあれば) 】:
【 ご依頼・お問い合せ内容 】:
子供2人育てているシングルマザーです。女性用風俗を色々調べていたらこのブログを見つけました。
恋人もいなくたまに寂しい気持ちになるので一緒にいて甘えたりしてみたいです。
彼女の名前はレナさん(仮名)
読んでみて興味がなかったらスルーしてしまうことも少なからずあるのですが、とても気になってすぐに返信をしていました。
良く言えば大人しそう、悪く言えば暗そうな雰囲気をメールの段階で醸し出していて、他の方とはどこか一線を画した存在だった今回の依頼者さん。
日常の中で「寂しくて、誰かに甘えたい。男の人にギュッとされたい」ということを話すって、とても勇気がいりますよね。
でも、女性用風俗のセラピスト(自称)という立場だからこそ、彼女の言葉をそのまま受け止めて、少しでも力になれたらいいなと思いました。
ある意味、印象に残る出会いだったので体験談として綴ろうと思います。
それではご覧ください。
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錦糸町での待ち合わせ
どこからともなく金木犀の甘い香りをのせた秋風が吹きわたる爽やかな10月の半ば。僕は正午過ぎに錦糸町に来ていた。
──今回はどんな女性なんだろうか。
そんなことで頭がいっぱいになりながら、多くの人が往来する駅前を闊歩する。
あまり多くやり取りを交わしていないだけに、毎回のごとくどんな女性なのか想像がつかない。
依頼してくる女性は年代、職業、性格や容姿がそれぞれ違うが、一つだけ共通点がある。それはなんらかの悩みや欲望を持っていて、女性用風俗を利用したいと考えているということ。
その悩みや欲望とは “寂しさを埋めたい” “甘えたい” “性欲を発散したい” “男性と初体験したい” など、さまざまだ。
普段の自分は優しい人間でもなんでもないけど、そういう弱みというか切羽詰まった事情があるからこそ相手に優しく接することができている気がする。
レナは、どこか寂しげな表情をして待ち合わせ場所に立っていた。
チェックのロングスカートに、本人が小柄だからなのか大きめに見える紺のトレンチコートを着ている。
背中まで伸びたサラサラなロングヘアーにぱっちりお目目が印象的なマスク姿で、遠目に見ると学生に見えなくもない。
横から近づいて彼女に声をかけた。
「レナさんですよね?はじめまして」
「あっ、はい。はじめまして」
小さな身体に似つかわしい小さな声が返ってきた。なんだか、かわいい。
しかし少し素っ気ない感じもあり、想像と違った男が来たと思われてないかと不安にもなった。
緊張感の中でラブホテルまでの道のり
何はともあれ、無事に会うことができたので錦糸町のホテル街へと2人で向かった。
歩きながらたまに話し掛けたりするも会話が途切れてなかなか続かず、途中途中でお互いが無言になってしまう。
正直自分は無言でも全く気にしないが、相手が気まずく感じていたらなんだか申し訳ない。
「ごめんなさい、人見知りで初対面の人と話すのあんまり得意じゃなくて」
こちらの懸念を察したかのように沈黙に何かを感じたのか謝ってきた。盛り上げないといけないのはこっちだし、謝られると余計に申し訳なくなる…!
そんな感じで、ホテルまでの道中は多少ぎこちない空気が漂っていた。
シングルマザーとしての苦労と癒し。女性用風俗に救いを求めて
利用したかったラブホテルの部屋があいにく満室で、ロビーでしばらく待つことになった。飲み物をもってきて、ふたり並んでソファに腰を下ろす。
姿勢よく座るレナの横顔をふと見ると、まだ緊張が残っているようだった。表情がやや硬い。聞いてみると、ラブホテルに来るのは実に5年以上ぶりだという。
小さな手で飲み物のカップを持ちながら、彼女は興味深そうにロビーの内装を見渡していた。
事前のやり取りで「寂しい」と彼女は口にしていたけれど、こうして近くにいても、どこか不安げな様子がにじみ出ている。その寂しさを、少しでも癒すことができるのだろうか。
そんなことを考えているうちに部屋の準備が整い、僕たちはチェックインを済ませた。
通されたのは、少し異国風のテイストが漂う清潔な部屋。心地よいBGMが流れ、空間にもゆとりがある。僕たちはコートを掛けてから、二人がけのソファに腰を下ろした。
少しでも彼女の緊張を解きたくて、まずはたくさん話をすることにした。
「どうやって僕のことを見つけたんですか?」と聞いてみると、レナはこう答えた。
「寂しいし、誰かに会いたくて…いろいろな女性向け風俗のサイトを見ていたんです。でも、荒嶋さんのブログを読んだら、“この人は信用できるかも”って思って」
そう言って微笑んだあと、少しおどけたように付け加えた。
「でも無料って書いてあったから、最初は“詐欺じゃないの?”って疑いましたけどね(笑)」
よく言われるやつだ。まあ当然かもしれない。でも、そんな中でも僕を選んでくれたのは嬉しい。
会話を重ねるうちに、彼女の表情は次第に柔らかくなり、口数も増えてきた。声のトーンも少し明るくなった気がする。そして、少しずつ自分のことを話してくれるようになった。
──ただ、その内容は予想を遥かに超えていた。
レナは、かつて夫がいたけれど仕事をしない人で、5年以上前に離婚したという。
現在は2人の子どもを女手ひとつで育てているが、どちらも発達障害を抱えており、思春期特有の反抗期も重なって、日常的に暴言を浴びることもあるそうだ。
さらに、職場でのパワハラが続いたことをきっかけに、数ヶ月前に退職。心身ともに疲弊し、うつ病と診断されてからは、まともに働ける状態ではなくなってしまった。
その話を聞いたとき、僕は一瞬、言葉を失ってしまった。
シングルマザーとしての生活が大変であることは想像していたけれど、ここまで深い苦労を抱えていたとは思いもしなかった。
「そんな大変なこと、どうして先に言ってくれなかったんですか?」と心の中で問いかけると、まるでその気持ちを見透かしたかのように、彼女は言った。
「……本当のこと言ったら、会ってもらえないかもって思ったんです」
そう言って、少しだけいたずらっぽく笑った。
確かに、事前にすべてを知らされていたら、自分が受け止められるのかと不安になって会うことにためらいを感じていたかもしれない。
だけど、彼女が明るいトーンで話してくれたおかげで、雰囲気が重くなることはなかった。マスクを外したときに見せてくれた、愛嬌のある笑顔の力も大きかった。
働けないなかでどうやって子どもたちを養っているのか、心の支えになってくれる人はいるのか。考えれば考えるほど、心配が尽きない。
彼女はふと視線を落とし、どこか遠くを見つめていた。その表情には、これからの人生に対する漠然とした不安が滲んでいた。
僕は言葉にできない思いを込めて、そっと彼女の小さな肩に手を置いた。
すると彼女は、手で口元を覆うような仕草をして、かすかに笑った。
「あー…やばい、今そんなことされたら、泣いちゃいそう…」
笑顔はそこにあったけど、声は震えていた。
僕には、かけるべき言葉が見つからなかった。ただ、心のなかで何度も「無理しないで」「ここにいるよ」と繰り返していた。
そのままの体勢で、しばらく寄り添い続けた。
やがて、僕たちはベッドへ移動し、2人で横になった。
そして僕は、彼女をぎゅっと抱きしめた。
何かをしてあげなければ、という義務感ではなかった。ただ、少しでも彼女の力になれたら…そう願っていた。
彼女はまるで子どもが母親に甘えるように、僕の胸に顔を埋め、しがみついてきた。僕はその頭を何度も撫で、背中をやさしくさすった。
「普通の優しい人で良かった」
彼女がぽつりとつぶやいた。
30分ほど、言葉を交わすことなく、ただ抱き合っていた。
ハグには安心感や幸福感をもたらす効果があると言われているが、そのときの彼女を見ていると、本当にそうなのだと感じた。
このまま、性的なことをせずに過ごすべきかとも思ったが、彼女の口から意外な言葉が漏れた。
「性感マッサージ、やっぱり受けてみたいな…」
性欲が強いわけではないけれど、たまにムラムラすることがあり、今日はその「気持ちよさ」を楽しみにしてきたという。
そして僕たちは、思いきって一緒にお風呂に入ることにした──。
一緒にお風呂入ったりマッサージでの癒し
施術後に一緒にお風呂に入ることはたまにあるが、会って早々に一緒に入ることはあまりない。まだろくに相手に心を開いていない状態で入るのは女性側からしたら抵抗があるのだろうし、心を開けていたとしても裸同士は恥ずかしいのだろう。
意外にもレナは平気なようだった。
「あまり身体には自信ないけど…」と言ったけどタオルで隠すこともなく平然と素っ裸になった。
食欲がなくてあまり食べてないというだけあって彼女の身体は細くて白かった。お腹はくびれがあって無駄な脂肪が一切ない。
かと言って全体的に見るとガリガリというほどではなく、お尻や太ももといった下半身は女性らしい肉付きをしていた。
彼女を後ろから抱き締め、密着した状態で大きな浴槽に浸かっているが、不思議といやらしい気分にはならなかった。
女性としての魅力がないからというわけではなく、先ほど聞いた話のインパクトが大きくて欲情したら申し訳ないというよく分からないない罪悪感のようなものがあった。
それより彼女に元気になってもらいたいという想いが強かった。
彼女は「くっついてると癒される」と言いながら愛おしそうにこちらの身体を撫でてきたり、手をギュッと握ってきた。
僕は肩をマッサージしてあげたり、小さく華奢な身体を優しく抱きしめ続けた。
悲しくモヤモヤした気持ちは常に心のどこかにあったが、密着することによって自分も同じように癒されていた。
お風呂から出たあとは再び抱きしめ合うことから始まってアロママッサージ、そして最終的には性感マッサージもした。
この時だけは嫌なことすべて忘れてくれることを願って。
性的なことはとても久しぶりだそうだが、レナはとても喜んでくれた。
ベッドの上ではたくさん喘ぎ、たくさん乱れていた。
そこには最初に会ったばかりのときのような不安そうで緊張した姿は全くなかった。
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また会いたいと言ってくれた彼女の言葉
「また呼んでもいいの?迷惑じゃない?」
一通り終わって、ベッドで肌を寄せ合ってる時にレナは聞いてきた。
「もちろん、自分でよければ」
自分には彼女が今おかれている苦しい現状を変えてあげられるだけの力もなければ度量や覚悟もない。
自分にできることと言えば、しょせん話を聞きながら手を握ったり抱き締めて甘えてもらう束の間のひとときを提供することくらいだ。
はっきり言って、誰にでもできる。
それは彼女も分かっていると思う。
それでも、また会いたいと言ってくれた。
ほんの少しでも彼女が今後生きていくための糧になることができたという安堵と、自分は何もできないダメな人間だという無力さが入り交じった複雑な感情を抱きながら、彼女の細く小さなカラダを優しく抱きしめた。
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女性用風俗を利用するという選択肢は、弱さじゃない
「甘えたい」って、なんとなく弱さの象徴みたいに捉えられることがあるけれど、本当はそうじゃない気がします。
頑張ってきた人がふと見せる「甘えたい」という気持ちは、信頼や安心がなければ出せない、強さの裏返しでもあります。
「女性用風俗を利用するなんて、自分はダメなのかな」
「こんなことしちゃったら、後悔するかも」
そう思って悩む方もたくさんいらっしゃいます。
でも、僕が今まで出会ってきた女性たちは、皆さんまっすぐで、優しくて、ただ「誰かに側にいてほしい」「癒されたい」という純粋な想いを抱えているだけでした。
性欲も、寂しさも、人肌恋しさも、人として自然な感情です。
それを押し込めずに、素直に向き合ってくれる方こそ、本当に素敵だと僕は思います。