東京の西日暮里にて、ベトナム人女性との三回目の出会い
「もう駅に着きました。あなたも着きますか?」
「あと少しで着くよ」と僕は返信した。
6月の東京は、肌にまとわりつくような蒸し暑さが続いていた。
その夜、女性に性感マッサージ (女性用風俗) サービスを提供している僕は電車に揺られながら西日暮里へ向かっていた。あまり馴染みのないエリアだったけれど、彼女が翌朝に成田空港を利用するため、アクセスの良いこの街を選んだという。
車窓から、完全に暗くなり街灯に照らされた家々が流れていく。
今回の利用者さんは、東京旅行のために訪れていた20代後半のベトナム人女性。実は、昨日も一昨日も彼女に呼ばれてマッサージをしている。
振り返ってみると同じ女性と2日連続で会うことはたまにあるけれど、3日連続というのは僕にとって初めてだった。
普段、僕はまた呼んでくれそうな女性に対して「連続ではなく、間を空けてまた呼んでくださいね」と伝えるようにしているのは、体力的にも、時間的にも限界があるからだ。
でも、今回は特別だった。たまたま少し時間を確保できたのもあるが、彼女がもうすぐベトナムに帰国してしまうからだ。
社会的にエリートと言われるような職業に就き、自分のことを「真面目で、性に対して保守的」と話していた彼女。
そんな彼女が僕自身や僕の性感マッサージを気に入り、「帰国する前にどうしてももう一度会いたい」と言ってくれたことは、素直に嬉しかった。
出会ったのはわずか一昨日のことなのに、そんなふうには思えないくらい、僕たちはすぐに打ち解けた。僕自身もまた、彼女にもう一度会いたいと思っていた。
電車を降り、改札を出ると、彼女の姿がすぐに目に入った。
さすがに3回目ともなると、緊張はもうなかった。それよりも、まるで久しぶりに会う親しい人を迎えるような、そんな高揚感が胸を満たしていた。
彼女も僕を見つけると、笑顔で手を振ってくれた。
小柄で、ロングの茶髪が揺れる。どこかあどけなさの残る可愛らしい顔立ち。
今日は大きめのTシャツに長ズボンというラフな服装だったけれど、自然体のその姿がむしろ彼女らしくて魅力的だった。
「今日も遠いところから私のために来てくれてありがとう」
ホテルではなく、彼女もわざわざ駅まで僕を迎えにきてくれた。少しでも長い時間一緒にいたいということらしい。
彼女に案内されながら、僕たちは駅をあとにして、彼女が宿泊しているホテル(ドミトリー)へと歩いた。
「今日はどこに行ったの?」
「渋谷に行ったよ。すごく楽しかった」
そんな、何気ない会話を交わしながら歩く道のりは、短いけれど穏やかで心地よかった。
彼女とは簡単な日本語と英語を使ってやり取りしている。たまに通じ合わない瞬間もあるけれど、それもまた楽しい時間に感じられた。
一緒にシャワー
部屋はよくある日本のビジネスホテルで、ベッドがふたつ並んでいた。
壁際には帰国の準備を済ませたキャリーバッグが控えめに置かれていて、旅の終わりが近づいていることをさりげなく告げていた。
終電を考慮すると自分たちに残されている時間は2時間ほどなので、あまり時間を無駄にできない。
「先にシャワー浴びるね」
すると、少し恥ずかしそうに、でもまっすぐに僕を見つめて彼女は言った。
「いっしょに…いい?」
僕は小さくうなずく。彼女と一緒にシャワーを浴びるのは初めてで少しドキドキした。
まず、僕がバスルームに入って、服を脱ぐ。
なんだか恥ずかしいので、タオルを腰に巻いて、バスルームの電気を消して真っ暗にし、先に身体を洗う。
やがて、ドアの開く音とともに、彼女の気配がそっと近づいてくる。
小さな体が、僕の胸のあたりに触れる。暗やみのせいで姿ははっきり見えないけれど、肌の温度や呼吸、髪の香りがすぐ近くに感じられる。
向き合う形で、お互いの身体が触れ合うほどの距離だ。
トイレはなくシャワーだけが使える1平方メートルほどの狭いバスルームに僕たち2人。
無言のまま、自然と唇が重なった。
長くて、ゆっくりとしたキス。
彼女の呼吸が次第に荒くなり、胸の奥に押し込めていた感情が、少しずつあふれ出すのがわかる。
僕はキスをしながら、彼女の背中にそっと指を這わせる。
フェザータッチのような微かな刺激に、彼女の身体が小さく震えた。
唇が重なるたび、彼女の甘い吐息が僕の口の中に漏れ落ちる。
それが熱を帯びた合図のように、僕たちの距離はさらに近づいていく。
気づけば、腰に巻いていたタオルが自然とずり落ちていた。
僕の硬くなったものが、彼女のお腹に優しく押し当てられている。
すると彼女は、何も言わずに僕のペニスをそっと掴んだ。
そのまま、静かに、でも確かに上下に動かし始める。
気持ちいい。
そんな言葉が、頭の奥でじんわりと広がる。
以前も感じていたが、彼女は「される」だけの快楽に満足するタイプではないようだった。
「一緒に気持ちよくなりたい」と願うように、僕の身体にも積極的に触れてくる。
僕も応えるように、彼女の脚の間に指を滑り込ませた。
中指の腹で割れ目をそっとなぞると、すでに湿り気を帯びた彼女の感触が、僕の指にいやらしく絡みつく。
スライドするたび、彼女の呼吸がさらに熱を帯びていく。
お互いの性器を触れ合うこと数分。
僕はもっと深く彼女に触れたかったので、僕たちはそのままベッドに移動することにした。
ベトナム人女性との濃密なベッドタイム
タオルでお互いの身体を軽く拭いて、彼女の身体を抱きかかえて興奮冷めやらぬうちにベッドに寝転がせた。
そして、お互いが裸で、冷房が効いた室内の寒さから逃れるように布団の中に入り、僕たちは、また濃厚なキスを再開させた。
この3日間で、どれくらいたくさんのキスをしただろうか。
一つ一つが少しずつ違っていたけれど、どれも同じように情熱的なものだった。
キスは好きだけどセッション中にこんな頻繁にすることはあまりない。
まるで自分たちが築き上げた絆に、より一層固く繋がろうとするかのように、彼女はキスを求めた。
僕はキスをしながら、指をゆっくりと彼女の身体に這わせた。あらゆる曲線、あらゆる柔らかな輪郭を確かめるように。
そして僕の唇は、彼女の唇からそっと離れ、耳元へ、首筋へとゆっくりと辿っていく。
やわらかく吐き出される彼女の吐息が、夜の静寂の中に溶けていく。
彼女のぬくもりに包まれながら、そのまま唇はさらに下へと移動していく。
ぬくもりに満ちたその身体に触れていると、どこか心の奥深くまで満たされていくようだった。
そして手をそっと握り合ったとき、互いの心が重なったような感覚に包まれ、胸があたたかくなる。
たった2時間あまりという限られた時間だけど、「このまま時が止まればいい」と思えた。
彼女の胸元に顔をうずめると、柔らかで穏やかなふくらみが優しく受けとめてくれる。
ほんのりと熱を帯び硬くなった乳首は、まるで「もっと触れて」「もっと舐めて」と語りかけてくるようだった。
指と舌を使って、乳房や乳輪を丁寧に、慈しむように愛撫していくと、彼女の声がひときわ艶やかに、甘く震えた。
僕は本能のままに、彼女の乳首を口に含んだ。
そして、優しく割れ目にも指を這わせた。
彼女はそっと僕の頭に腕をまわし、指先に力がこもる。
その手のひらから、言葉にできない思いが静かに伝わってくる気がした。
どこを、どんな風に触れたら、彼女の心と身体が震えるのか。
彼女の繊細な反応を感じ取りながら、僕は一つひとつ丁寧に情熱を注いでいった。
指先で、唇で、彼女の奥深くへ触れながら――
彼女は何度も波に飲み込まれるように、身体を震わせ、オーガズムに至った。
熱を帯びたその肌は、汗に濡れ、息づかいは徐々に高まり、そしてまた静かに落ち着いていく。
限られた時間の中で、僕たちの身体は互いに求め合い、溶け合い、そして重なった。
力が尽きるその瞬間まで、僕たちはただ、静かに、深く、同じ時間を味わい尽くしていた。
そして最後に、少し乱れた髪を撫でながら、僕はそっと彼女を抱きしめた。
何も言わずとも、言葉以上に伝わるものが、そこには確かにあったと思う。
一緒に歩いた夜道と、駅での別れ
彼女は「駅まで送るよ」と言ってくれて、僕たちは一緒に部屋を出た。
夜の11時近く、外の空気は昼の蒸し暑さが嘘のように涼しく、柔らかな風が頬を撫でていく。
住宅街の細い路地を抜けながら、僕たちは自然に手を繋いだ。
もうすぐ別れ、もう二度と会えないかもしれない。
それなのに、なぜだろう。不思議と幸せを感じていた。
彼女も小さな笑みを浮かべ、時折こちらを見つめてくる。
僕はこの3日間のことをぼんやりと思い返していた。
ハグをして、キスをして、マッサージをして…
とても濃い時間だった。
やがて駅が見えてきて、10分ほどで待ち合わせをした改札前に着いた。
人がちらほらと行き交っていたけれど、僕たちは言葉を交わさず、ただ優しくハグを交わした。
別れ際、彼女は「プレゼントだよ」と言って、小さな紙袋を差し出してくれた。
僕は少しびっくりしたが、お礼を言い、ホームへと向かう。
最後にもう一度だけ振り返ると、彼女はまだそこに立ち、僕が見えなくなるまで手を振っていた。
関連記事>>>【女性用風俗 体験談】タイ人美女・アンさんに東京・大森で性感マッサージしてきた
関連記事>>>韓国人女性が日本の女性用風俗を初体験|新大久保で交わった夜の記憶
関連記事>>>美人白人女性に超高級5つ星ホテルで性感マッサージした体験談 in 東京
ベトナムに帰る彼女が残した最後の贈り物
電車の座席に腰を下ろし、ふと紙袋の中を覗くと、そこには綺麗に畳まれたブラウンのシャツと、一通の手紙が入っていた。
シャツをそっと持ち上げると、優しい香りがふわりと漂う。その下にあった手紙を取り出し、ゆっくりと広げた。
そこには、彼女が慣れない日本語をアルファベットで一生懸命書いてくれた文字が並んでいた。
「このシャツを着ているとき、私のことを思い出してね。
どうか、健康で、幸せでいてね」
その言葉を読んだ瞬間、胸の奥がぎゅっと締めつけられた。
彼女の優しさ、健気さが溢れ出すような言葉。
もう二度と会えないかもしれない現実が、急に重くのしかかってくる。
少なくとも、もしまた会いたいと思っても、気軽に会える距離ではないから。
そして、僕を「恋しい」と言ってくれた彼女に、辛い思いをさせてしまっているのではないかと、心配にもなった。
本来なら、知り合って、恋をして、時間をかけて関係を深めてから、ようやく身体を重ねる――それが自然な流れだ。
けれど、女性用風俗では、そのプロセスは存在しない。
会って、1時間もしないうちに、女性は僕に身を委ね、裸になる。
そして僕は、女性の身体に、一方的に快楽を与え続ける。
その女性用風俗の非日常的な体験は、ときに女性の記憶とカラダに強烈に残り、麻薬のようにもう一回、あともう一回と求めさせることもある。
だから、日本に旅行に来る女性の場合でも日本に滞在する短い間に、1度だけでは飽き足らず、またすぐに会いたいと言う女性は少なくない。
彼女も、そうだった。
そしてそれ以上に、「あなたが好き。忘れられない」と言ってくれた。
それは、素直に嬉しい言葉だった。
でも、彼女が今後会えないことで苦しむのは望まない。
それを考えるだけで、寂しさと同時に切なさが込み上げてくる。
僕は、セッションで会った女性に恋愛感情を持つことはない。
ある意味、仕事のようなものと割り切っているし、いちいち感情を動かしていては、このサービスを続けることはできない。
そう、自分に言い聞かせている。
それでも僕は人間だから、優しくて、素敵な女性に、心を奪われそうになることだってある。
特に、短い期間で3回も会えば、なおさらだ。
電車の窓に映る自分の顔を見つめながら、僕は手紙をもう一度読んだ。
そして、そっとバッグにしまい込む。
人は出会って、別れての繰り返しだ。僕の場合は、特に。
彼女の笑顔も、触れた肌の温もりも、もう二度と見たり感じたりできないかもしれない。
それでも、この3日間の出来事は、僕にとっても、かけがえのない記憶になった。
ありがとう。
遠いベトナムで暮らす彼女が、どうか幸せでありますように。
そして、女性に笑顔を届けるためのこのサービスを、これからもマジメに取り組んでいきたい。


※元々この出来事を文章にするつもりはなかったのですが、毎日楽しく過ごしてると久しぶりに連絡をもらって、なんだか嬉しさと懐かしさもあって体験談として書かせてもらいました!