処女を悩む女性たちのリアルな声
去年の冬頃に僕のもとに一通のメールが届きました。
「26歳ですが、未だに異性との性経験がなく、処女であることを悩んでいます」
このメールを読んだとき、僕はふと考えさせられました。
実際、処女であることを悩む女性は、想像以上に多いのです。
もちろん年齢によっては焦る気持ちが分からないでもありませんが、年齢は幅広く、僕に相談してきた女性では18〜40代前半までいました。
社会的には、20代半ばを過ぎると「恋愛経験があって当然」「男性経験があって当然」という風潮が強まります。
しかし、恋愛や性的な関係は一人ひとり違うタイミングで訪れるものです。
性経験を持つ機会がない女性はたくさんいますが、さまざまな事情があるからこそです。
彼氏ができなかったから…処女の理由はさまざま
処女である理由も様々です。
彼氏はいたけど痛くて最後までできなかったから。
過去にトラウマがあってセックスそのものが怖かったから。
一番多かった理由は『彼氏ができなかったから』だったと思います。
僕も以前はそうでしたが、奥手な人にとってはセックスはおろか恋人を作ることすら簡単なことではありません。
学生時代もそうだったかもしれませんが、社会人になると特にそうだと思います。
職場で好きになれそうな異性が見つからない場合、出会いは友達の紹介・出会い系サイト(アプリ)・SNS・何かしらの趣味の集まり、くらいでしょうか。
2019年の未婚女性に対する調査では、女性の約2割が交際経験なしと回答していて、処女の悩みは現代でも非常に身近な問題です。
“約2割”という数字が多いか少ないかは僕には分かりませんが、時代や文化の影響を受け処女であることに対する悩みやプレッシャーを感じる人は増加傾向にあるのかもしれません。
特に、友人や同僚との何気ない会話で自分だけが「経験がない」という事実が浮き彫りになると、孤独感や焦りを感じやすくなるようです。
僕でいいのか?処女卒業を引き受ける葛藤
「処女を卒業したいのでもらってください」という依頼がきたら引き受けるのかと言えば、僕は毎回悩んでいます。
一番の懸念は”本当に僕でいいのか”ということです。
初セックス(処女卒業)は人生に一度だけのメモリアルな経験です。
誰しもが間違いなく一生記憶に残ります。
そんな貴重なイベントを、まだ会ってもいない僕にお願いしていいのか。
これから見つかるであろう愛する人としなくていいのか。
そもそも経験がないことを悩む必要があるのか。
と思ってしまいます。
そして、自分がうまく処女卒業させられるのかという責任やプレッシャーもありました。
それらのことについて彼女に話してみましたが、彼女の意志は固く、いつ叶うかもわからない好きな人を見つけ彼氏を作ってセックスするより、一刻も早く処女を卒業したいという気持ちが強いようでした。
自分と同じくらいの年齢の友達に処女は一人もおらず、焦っているとも言っていました。
「まだ経験がないことを知られたら、どう思われるだろうか?」という不安が、自己評価に影響を及ぼし、処女であることに重荷を感じてしまっているようです。
最終的に、僕たちはお互いが休みの日に会うことになりました。
処女卒業するだけでなく、自分の体や心に向き合って、少しずつでも自分に自信を持てるようにサポートすることが僕の役目なのかもしれません。
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緊張の中、サヤカと渋谷を歩く
街は華やかなイルミネーションで彩られクリスマスの雰囲気を醸し出していた。
初対面の僕たちは大勢の人で賑わう渋谷の街を歩いている。吐く息は白く彼女の頬は寒さでほんのり赤く染まっているように見えた。
彼女の名前はサヤカ(仮名)。
タートルネックの黒のニットに黒のスキニーのパンツ、そしてグレーのロングコートにハイヒール。
少しウェーブがかかった黒のロングヘアー。
会う前に想像していた人物像とだいぶ違い、表参道にいそうな、どう見ても今どきのオシャレな女性だった。細身でスタイルもいい。
“本当に処女なんだろうか”というのが、数分前にサヤカを初めて見た時の正直な感想だった。
しかし、話し方や表情からかなり緊張した様子を見せていた。なんだか見た目とギャップがある。
性体験のない女性が初対面の男性とホテルに向かって歩いているのだから、緊張するのが普通かもしれないが。
少しでも緊張をほぐしてあげられるように色々と話をした。
「絶対今まで彼氏いたことはありますよね?見た目もおしゃれで、モテそうに見えます」
「モテないですよ。一人だけだけど、付き合ったことはあります。あんまり長続きしなかったですけど…」
詳しく話を聞いてみると、なんでも中学高校と女子校で大学も女子大で出会いが少なくて男性と関わりがあまりなく、元から男性に対してあまり免疫がなかったそう。
それでも、社会人になってから一人と付き合ったが、肉体関係に発展する前に別れてしまったようだった。
それから今まで3年くらい出会いもなければ異性を好きになることもなく、ほとんど仕事だけをして生活してきて気づけばこの年齢まで処女を卒業できなかった、ということだった。
ラブホテル到着、2人の距離が縮まる瞬間
話しているうちに僕たちは道玄坂にあるお目当てのラブホテルに到着した。
部屋を選んでエレベーターに乗る。
横目でチラッと彼女の方を見ると緊張で体が固まってるように見えた。
肩に手を置いて「全然大丈夫だから、緊張しないで」と声を掛けると「いやぁ、とても緊張してしまいます…」と笑いながら言った。
部屋はどちらかと言うと広めで開放感があった。隅には大きな観葉植物が置いてあり普通に過ごすだけでもリラックスできそうだった。
僕たちはコートをハンガーにかけてソファーに腰を掛けた。
外が寒かったのでホテルの備品から彼女に温かい紅茶を作って用意する。
緊張をほぐすためにお互いの趣味や最近の出来事など、とりとめのない話を交わした。
途中、彼女の手を握った。
指が細く色が白いので、それを口実にして。
彼女は、されるがままという感じだった。
彼女が僕のことを信用して連絡してきたとはいえ、まだまだ僕たちは他人で、距離感があると思った。
できるだけ早く僕に心を開いてほしいし、男性に慣れてもらいたい。
普通のカップルであれば、複数回のデートを重ねてお互いが親密になったところでセックスというのが一般的な流れだと思うが、自分に与えられている時間は毎回せいぜい3~4時間とかなり短く、時に多少の強引さも必要になってくる。
相手が処女の女性であれば尚のこと緊張をなくしてもらって前戯に時間をかけなければいけないので、より一層時間が短く感じる。
とりあえず、今はとにかくお話をして慣れてもらおうようと思い、メールで聞けなかった少し踏み入ったことを聞いた。
「普段、性欲ってある?」
彼女は少し恥ずかしそうにしながらも正直に答えてくれた。
「ありますよ。一人で週に2回くらいしちゃいます」
処女を喪失するだけでなく、男性に気持ちよくしてもらいたいというのも依頼の動機ということだった。ちなみにこれまでの経験はキスまでだと言う。
会った時より笑顔が増えて緊張もほぐれてる感じはあったが、まだ硬い気がする。
僕はあることを提案した。
「緊張も解けるし、一緒にお風呂に入ってリラックスしようか?」
そっちのほうが手っ取り早くサヤカと心や体の距離が縮まると思った。
彼女は最初「え〜恥ずかしいよ」と渋ったが、浴室を暗くするということとタオルで身体を隠していいということで彼女も了承してくれた。
お風呂での親密なひとときと新たなステップ
僕は湯船にお湯を溜める。
一緒に服を脱ぐのは恥ずかしいということだったので、彼女に先に入ってもらった。
彼女が入った10分後くらいに「入っていい?」と声を掛けてタオルを腰に巻いて僕も浴室に入った。
浴室の照明はつけなかったので暗かったが、半透明のドアを挟んで寝室からの明るさが射し込んで彼女のことはうっすらと見えた。
小さなハンドタオルを縦にして胸やアソコを隠し、少し足を曲げて湯船に浸かっている。
恥ずかしそうに身体を隠してる姿に色気を感じてドキッとしたが、あまり見ないようにしつつ軽くシャワーで体を流す。そして彼女と対面で座る形で僕も湯船に浸った。
長方形の浴槽で対面に座っているので足を伸ばすとお互いに当たってしまう。
「こっちにおいでよ」
僕の胸に身体を預けるように彼女を促した。
つまり僕が彼女を後ろから抱き締める体勢だ。
最初、何をすればいいのか分かっておらず少し戸惑っていたが、身体に腕を回して少々無理やり抱き寄せた。
「あぁ……なんか緊張しちゃいますね…」
はにかんだ笑顔を見せながら言った。
少しでも緊張を解せるように肩を揉んであげたり体をくすぐって笑わせ和ませようとした。
白くてすべすべしたサヤカの背中が僕の胸・お腹に密着している。
顔も数センチで頬と頬が触れそうな距離だった。
この体勢でいるうちに、不覚にも自分のモノが徐々に硬くなっていってしまった。
当然、密着しているのでその硬くなってしまったモノは彼女の腰周辺に当たってしまう。
黙ってやり過ごそうとしたが、相手が処女ということもあってなのかなんだか妙に恥ずかしくなった。
タオル越しだが絶対にバレている。
「ごめんね、アレが当たってるよね」
「あ、いえいえ、男性はみんなそうなると聞いているので…」
こういうシチュエーションの時に勃起しなかったら”自分に魅力がないのかな?”と落ち込んでしまうと女性に直接言われたことがあるが、勃起したらしたでなんだか恥ずかしい。
「少し触ってみてもいいですか?」
意外に積極的で少し驚いたが、「うん、いいよ」と返答する。
彼女は前を向いたまま、手を後ろに伸ばしてきた。
そして形を確かめるかのように5本の指でタオル越しに根元から先までギュッギュッと握ってきた。
「うわぁ、こんなに硬いんですね」
人生で初めて触ったという。
ぎこちない触り方が逆にエロく僕にとって性的にそそられるものだった。
「サヤカさんのおっぱいも触ってみたいな」
そう言ってお返しとばかりに不意打ちで彼女の胸に触れると「きゃっ!」と高い声をあげた。
片手を使ってタオルで胸を隠していたが、ほぼ丸見えだった。
Bカップほどの小ぶりなバストだが、ハリがあり乳首がピンク色のいわゆる美乳だ。
お互いの身体に触れたり少しふざけあってるうちに20分ほどの時間が過ぎ、のぼせそうになってきたので彼女からお風呂を出て、僕も身体を洗って浴室を後にした。
ベッドで過ごした時間
バスローブを着た僕たちは一緒に歯を磨き終えて、ベッドの上にゴロンと寝転がった。
ひんやりした布団が火照った身体を冷ましてくれて安らぎを感じる。
僕とサヤカはどちらからともなく手を繋いでいた。
夜も8時を過ぎ、テレビからはバラエティ番組に出演している芸能人の笑い声が聞こえてくる。
僕は彼女の頭や背中に腕を回してギュッと抱きしめた。石鹸のような優しい香りが鼻孔をくすぐる。
かなり慣れたのか彼女からは会ったときのような緊張感が感じられず表情も柔らかかった。もはや、僕たちの間に距離感はなくなっていた。
僕は彼女の唇に優しく口づけをした。
ふわふわした気分になってしまいそうな柔らかい唇だった。
鳥が餌をついばむかのように唇を軽く重ねては離れるキスを繰り返し、その度にチュッという音が鳴っている。
軽いキスに慣れたところで舌を優しく侵入させると彼女もそれに応じて舌を絡ませた。
歯みがき粉の爽やかな香りがサヤカの舌を通して伝わってくる。
とろけそうになるのを我慢するために彼女の手に触れ、恋人繋ぎで力強く握った。
耳、首筋そして鎖骨へと時間をかけて順に唇を這わせる。
「あっ・・・っん・・・・」
舌で肌をなぞる度に身体はピクンピクンと動き、艶かしい息づかいが聞こえてくる。
僕は彼女の白く細い繊細な裸体が見たかった。
テレビを消し部屋の照明を落としてから彼女を起きあがらせ、バスローブをゆっくりと脱がせた。
薄い青色の上下のランジェリーはサヤカの白い肌とマッチしている。
背中に手を回してホックを外し、ブラジャーを脱がせた。
「いやっ、だめ恥ずかしい(笑)」
ブラジャーを取ると同時に両手で腕を組むようにしておっぱいを隠した。
「さっきお風呂で見えちゃってたから大丈夫だよ」
そう優しく諭して腕を掴んで”気をつけ”の姿勢にさせ、適度に膨らんでいる乳房を露出させた。
そして優しくその先端の実を口に含んだ。
「ん・・・」
艶かしい吐息を吐いた。
口に含んだ状態で彼女を再度寝かせて、ツンと尖り立ったもう片方の実を指で優しく愛撫した。
「・・あぁぁん・・・・・・ん・・・・」
硬くなった乳首は舌で転がし甲斐があったし、指で弾き甲斐があった。
彼女の嬌声が部屋に響いている。
おへそを通って下に手を伸ばしショーツの中を探ると、恥ずかしい液体で溢れかえっていた。
「はぁぁぁん・・・・・・」
さらに淫猥な嬌声が部屋を駆け巡った。
コリコリになった乳首を吸いながら、性器を愛でるように優しく中指を滑らせる。
サヤカは腰を浮かしたり身体をくねらさせたり完全に悶えていた。
そのまま下半身の方に体を移動して、ショーツをゆっくりと脱がす。
正面からでも割れ目がうっすら見えるくらい恥毛は薄かった。
クンニされるのは恥ずかしくて抵抗があるということだったので舐めることはせず、愛液がベッタリと絡みついた中指でクリトリスを優しく撫でた。そして頃合いを見計らって中指を慎重に膣内に挿入させる。
処女だと指一本すら奥まで入らないことがあるが、オナニーの時は中を指で弄ると話していただけあって奥まで挿入できた。
膣内をマッサージするように指で優しくほぐしていく。膣内の筋肉をほぐすことによって、指より数倍の太さがあるペニスがより入りやすくなると思っている。
痛くないか聞きながら、ゆっくり、時間をかけて、慎重に、膣内に触れた。
「あの・・・今度は私が舐めてみてもいいですか?」
「フェラで気持ちよくなってほしいです」
「うん…ありがと」
性的なことに興味が薄い女性と貪欲な女性ははっきり分かれているがサヤカは明らかに後者だった。
僕はトランクスを脱いで仰向けに寝転んだ。
自分の性器は小さくも大きくもないごく標準的なサイズだと思うが、興奮して反り返っていた。
「うわぁすごい」
「生で見るのって初めてです」
「どうやって舐めたら気持ちいいんですか?」
サヤカはおそるおそる肉棒を握り、先端を舌先でチロチロと舐め始めた。
「うん、そんな風に舐められるとすごく気持ちいいよ…」
頭を撫でながら優しく言った。
舌が生きているかのようににゅるにゅると肉棒の先っぽに絡みつく。
「……うっ…」
僕は恥ずかしさから声を押し殺すタイプだが、思わず出てしまう。
初めてにも関わらず、センスがあるのかもしれない。気持ちいい。
3分ほど舐められ続けただろうか。
「んん・・・もうやばいからストップ…。ありがとう」
イクところが見たかったのか彼女は少し不服そうにしたが、僕は無理やり止めさせた。
性欲があまり強くないのでイってしまったら再度勃起力を維持したままセックスできるか不安だった。
僕はコンドームを取り出し、装着した。
いよいよだ。
彼女の足をM字型にして、彼女に聞いた。
「挿入していい?」
「いよいよ処女卒業だね」
声を発さずコクりと頷いた。
ペニスを膣口に当て、ゆっくり時間をかけて挿入させた。何度も、痛みは大丈夫か聞きながら。
少し痛そうにはしたが、無事に、出血することもなく一番奥まで挿入できた。
すごく濡れていたこともあって中断することもなくスムーズだった。
慣れてもらうために腰はふらずそのままでいた。
そして、サヤカを無言で抱き締めた。
“頑張ったね” ”処女卒業おめでとう”という意味を込めて。
一つになった状態で肌を密着させ相手の温もりを感じることはセックスにおいて一番幸せな瞬間かもしれないと個人的に思う。
「腰ふってみるけど、痛かったら教えてね」
「うん…」
僕はゆっくりと腰を動かす。
彼女はベッドに手をついた僕の両手首を不安そうにがっしり掴んでいる。
処女だけに、膣内の締まりがすごくキツい。
「どう?痛くない?」
「・・んっ・・・・あぁっ・・ぁん・・・・大丈夫・・・気持ちいいぃ・・んん・・・」
経験上、初めての女性とする時に最初から気持ちよさそうにする女性はあまりいないので珍しいと思った。
ほどなくして、様子を見ながら僕は腰を動かすペースを速めた。
「あっ・・・あっ・・・・あっ・・・・っっ」
もっとくっつきたくなり、サヤカを抱き締めると全身がじんわりと汗ばんでしっとりしていた。おでこには髪が張り付き恍惚とした表情で首を仰け反らせていた。
「サヤカの中、すごく気持ちいいよ・・」
腰を動かしながら耳元で囁くと、僕の背中に抱きつく彼女の腕に力がこもった。
「あぁん!んっ・・あっ・あっ・あっ・・!」
“たくさん気持ちよくなってもらいたい”
“今後、愛する人ができた時のためにセックスを好きになってもらいたい”
そんなふうに思いながら心を込めて腰をふった。
僕たちはお互い愛し合っているわけではないが、藁をもすがる思いで僕を頼ってくれたという事実が彼女に対して愛情に近い感情を湧き上がらせていた。
「やばい、もうそろそろかも・・・」
唇を噛んで我慢しようとしたが、ついに限界が来た。
「あっ・・・イク・・・」
「あぁ・あっ・あぁ・あぁ・・ん・あぁあぁぁ・・・」
激しい快感が全身を駆け抜けた。
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初めての経験がもたらした解放感
サヤカは、26歳で初めてのセックスを経験し、長い間抱えていた「処女」という重荷を降ろした。その瞬間、彼女はただ肉体的な変化だけでなく、心の奥底でも何かが変わったに違いない。
26年という時間の重みが、ひとつの壁を越えた瞬間に、少し軽くなったのだ。
帰りの電車に揺られながら、僕は何度も「彼女の初体験が僕で良かったのだろうか?」と自問自答した。初めての経験は、期待と現実の間に揺れる感情をもたらすものだ。しかし、数日後に届いた彼女からのメッセージに、全ての答えがあった。
「悩みが解決できて、本当に救われました。」
その言葉には、長年の葛藤が消え去り、彼女が新たな一歩を踏み出したという強い決意が感じられた。
さらに大袈裟なほどの感謝のメッセージをもらい、彼女がどれだけ解放感を得たのかを知り、こちらも安堵した。
もしかしたら、サヤカにとって、あの日の出来事は「本当の大人」になる一歩だったのかもしれない。